有機栽培との決別

健康を取り戻す土と作物と私

有機栽培との決別

本格的に土づくりを始めて2年目頃から、作物の生育や味に今までにない変化が起きました。

病気や害虫に侵されて大きな被害に遭うことがなくなりました。続いて、私や家族の健康に大きな変化がありました。風邪をひかなくなり、長年悩まされ続けてきた前述の諸症状が次々と改善し始めたのです。

発熱や激痛という不安から解放され、健康という素晴らしい宝物と出会うことができ、感謝の気持ちで満たされました。これが本当の幸せだと思いました。
そして、もうひとつ不思議な事が、切り傷・擦り傷・打撲などの怪我をする事もほとんどなくなりました。

私は以前から有機栽培をしていて、化学肥料は土を壊す原因になると信じ込み、長年、有機質肥料や天然物質を使用してきました。最初の頃は作物の生育も良かったのですが、年々病気が増えて行き、ある時、有機栽培の仲間が癌になりこの世を去りました。有機栽培は人間にも環境にも良いものであり「善」と信じてきた私にとってはショックな出来事でした。有機栽培という言葉が世の中に定着して行く中、私の中では疑問が膨らんでいきました。

その後、土づくりの良き指導者との出会いやミネラルの重要性が理解できるようになり、有機肥料・化学肥料の双方に長所短所があること。長所を生かし、短所を補う使い方をすることで両方の肥料が素晴らしい力を出してくれることが、実践を通して理解できるようになりました。

それでも、長年有機栽培を行っていましたから、化学肥料は悪玉肥料と思い込みが拭えず、化学肥料を使うことには大変な葛藤がありました。今思うと、有機栽培は一度ミネラルバランスを崩してしまうと、修復するのが大変困難だということ。また、栄養学的に見ても有機栽培のほうが優れているということはなく、中には極端に栄養成分の少ないものやバランスを欠くものもありました。