肥料は土・微生物・作物のために

土・微生物・作物と肥料

肥料は土・微生物・作物を育てるために施す

40歳から取り組んだ、新たな土づくりを続けていくうち、肥料の使い方にも疑問が出てきました。一般的に肥料は作物のために与えています。土壌分析を長年継続してきた私は、土づくりとは土を育てることです。それには土に与える肥料(堆肥も含めて)が必要であり、同時に微生物の栄養源としての肥料も必要だろうと思うようになってきました。今では、土・微生物・作物に、それぞれの栄養源として肥料を与えています。

弊社では、毎年必ず、土と作物の健康診断を実施しております。作物にはそれぞれに肥料に対する好き嫌いがあり、そのため、栽培後の土中に残る肥料には常に過不足が生じてきます。また、畑の土には多くの微生物が住んでおり、土の良し悪しにより微生物の種類や生息数が違う。その時々の状況に合わせて餌となる肥料の種類や量を調整しなければなりません。

このように、畑の土は年々変化を続けており、当然そこに育つ作物の栄養環境や含有成分も常に変化し続けています。そのため、去年は良くできて旨かったのに、今年は出来が悪く、味も今一だ・・・などということが多く聞かれることになります。

また、ハウスでの周年栽培の土は雨水に当たることがないため、肥料成分が過剰に蓄積しやすい環境にあります。
これらのことから、毎年一回は土壌のの定期健診を受け、健康チェックを行うことが何よりも重要なことになるのです。