会津薬師トマト

作物の栄養成分分析

作物の栄養成分分析を始める

2008年(平成20年)6月のある新聞に、農産物の50年前と現在との栄養価比較のデータを見付けて、我が社の野菜はどうなんだろうと思い、さっそくトマト・ジャガイモ・米を栄養分析に出してみた。出てきたデータを見て驚きました。

分析項目(ミネラル8種類、ビタミンCの9項目)のほとんどが、日本食品標準成分表の標準値を100%とした場合と比べて、100~200%ありました。作物の健康とうまさの理由がこれで納得できました。

しかし、100%に満たない項目があることもわかりました。マンガンの値が標準の50%だったのです。この原因はすぐに理解できました。弊社農場が立地する地域の土壌には、もともとマンガンが少ないことが土壌分析のデータで把握しおりました。有るものは吸えるが無いものは吸えない。当り前なことですが、分析して数値化したからこそ再確認出来たと思います。

でもこれって我々人間にも言えることではないでしょうか?、体調が悪い時、血液検査や尿検査で各項目の数値データの過不足を見て、食事の改善で不足を補い、取り過ぎを抑える指導を受ける。土の健康が作物に伝わり、作物の健康が人間に伝わる。バランスのとれた健康な土を間接的に食べることがいかに大事かということであり、自分の目指す農業の意義がここにあると曇天が晴れわたる思いがしました。

そして、現在当社で生産している「会津薬師ブランド」の農産物生産へと繋がっていきました。

毎日食べる米こそ重要・委託生産開始

ミネラルの重要性がわかると、どうしても必要性を感じたのが毎日食べるご飯。トマトや野菜は旬を外せば市販の物を購入することになり、1年中いつでも食べられない。そこで思い浮かんだのが米。

米100gに含まれる栄養分は野菜に比べると少ないが、私の場合、ご飯は1日3食、ほぼ1年間毎日食べている。塵も積もれば山、大海も一滴の水、の例えもあります。

1988年に切り花専業経営となり、米や野菜の生産をやめてしまい、一般消費者と同じく近くの直売所やスーパーから買って食べておりました。その後、野菜栽培は再開したものの米生産に必要な機械設備はすべて処分していたので、2008年(平成20年)から友人に頼み込み、独自ブレンドしたミネラル肥料をたっぷり入れた自家製発酵肥料を使用した、会津薬師米の委託生産をスタートしました。しかし友人からは「大変な手間がかかるので、できればやめたい・・・」と、ぼやかれております。